
耳介変形には様々な形態があります。先天性のもののなかには、立ち耳、折れ耳、スタール耳、袋耳、埋没耳等その形態によって様々な呼称があります。埋没耳やコップ耳(立ち耳)などは、めがねがかけられないなどの日常生活に支障をきたす場合があります。耳介変形は保険適応で治療が可能です。耳の形でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
折れ耳とは、耳の上の部分が前側に折れ曲がる変形のことです。 耳の軟骨の形成異常によっておこることがほとんどです。 スタール耳は「対耳輪」の第3脚という耳介軟骨によって引き起こされる耳介変形です。これにより、耳が外側にとがった 形になるのが特徴です。折れ耳、スタール耳はいずれも保健診療にて形を整えることが可能です。 変形の度合いは患者様によって様々ですので、わからない場合は是非一度ご相談ください。
耳介変形には上記の他にも様々の形態ががあります。耳の一部が側頭部の皮膚に埋もれ込んだ状態の埋没耳や
耳の先天異常のうち変形が一番強いもので、耳の形が完全にできあがらなかったため、耳が小さいままになってしまう
小耳症などがあります。
また、小耳症においては、再建された耳介が時間とともに委縮変形する場合があり、必要に応じて再手術なども
おこなっております。耳の形でお悩みの方はぜひご相談ください。
医師とのカウンセリングの中で症状の度合いなどから最も適切な治療法をご提案いたします。
症状に合わせた、手術を行います。大人の場合、局所麻酔のみですむこと多いです。手術時間は状態により異なりますが、片側約30分~1時間程度です。
目安として1週間後に抜糸します。術後翌日~5日後にガーゼをはずして、シャワー浴・洗髪可能です。皮膚縫合線はほとんど目立たなくなります。